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日本の美にふれる「香道三品大枝流の香道と花・茶の文化体験」

香木から静かに立ちのぼる香りに意識を澄ませ、季節の花をいけ、自ら点てた一服の茶を味わう。京都・東山で過ごす滞在のひとときに、日本に受け継がれてきた「香・花・茶」の世界にふれる、プライベートな文化体験をご用意しました。

体験の中心となるのは、日本の伝統芸道のひとつである香道です。香道では、香りを「嗅ぐ」のではなく「聞く」と表現します。香りそのものだけを追うのではなく、心を静め、その奥にある季節や情景まで感じ取っていく。その感覚は、花の姿や余白を見つめること、茶を点て一服を味わうことにも通じています。

この体験では、香道三品大枝流の講師であり、花道家でもある竹内美稀氏を迎え、季節の花から香木、そして茶へと、一つの流れのなかで日本文化の美意識をたどります。

日常から少し距離を置き、自分の感覚に静かに耳を澄ませる約120分です。

香道三品大枝流(みしなおおえりゅう)とは

香道三品大枝流は、江戸時代に伝えられた「大枝流」の系譜を受け継ぎ、現家元・三品流昭氏によって再興された香道の流派です。香道三品大枝流では、香道を香木の香りだけを楽しむものではなく、和歌や書、花、茶、歳時記など、日本文化のさまざまな要素が結びついた「総合芸道」と捉えています。また、決められた所作を一律に揃えることよりも、日本文化の背景や原理を知り、一人ひとりの感性を生かしながら「上品に、雅に、より洗練された表現」を目指すことを流派の理念としています。

講師

花道家 竹内 美稀

香道三品大枝流にて講師を務める一方、国内外のトップフラワーアーティストとさまざまなイベントを手がけ、2016年にはフジテレビフラワーネット「日本花職杯」で全国総合1位のグランプリを受賞するなど、花の世界でも幅広く活動しています。香道と花、その双方を深く知る竹内氏だからこそ、花をいけ、香りを聞き、茶を味わう時間が、それぞれ独立した体験ではなく、一つの物語としてつながっていきます。

体験の流れ

1|季節の花をいけ、場を整える

竹内氏から、香道をはじめとする当日の体験についてお話を聞きます。その後、季節の花を使った抛げ入れ(なげいれ)を体験。花の向きや余白を意識しながら、これから香りを聞くための空間を自ら整えていきます。

2|香道と香木の世界を知る

香道の歴史や「香りを聞く」という考え方について学びます。香木の植物としての特徴や産地、長い年月をかけて香りが生まれる仕組み、採取の難しさなど、香木そのものについても紹介します。

3|聞香・組香体験

3種類の香木を順番に聞き、その香りを記憶します。それぞれの特徴を感じ取りながら、同じ香りか、異なる香りかを考えるゲーム形式の聞香に挑戦します。

4|自ら抹茶を点てる・季節のお菓子

最後は、ご自身で抹茶を点てます。自らいけた花と香木の余韻を感じながら、季節のお菓子と一服を味わい、体験を締めくくります。

アクティビティの特徴

香りを「聞き」、記憶し、遊ぶ
奥深くも親しみやすい香道の世界

本体験の中心となるのは、華道、茶道とともに日本で受け継がれてきた伝統文化「香道」です。香道では、香りを「嗅ぐ」のではなく「聞く」と表現します。まずは香道三品大枝流で講師を務める竹内美稀氏から、香道の歴史や考え方、香木についてのお話を聞くところから始まります。

香木はどのような植物から生まれるのか。なぜ一片の木に複雑な香りが宿るのか。長い年月を経て生まれる香木の希少性や採取の難しさなど、その背景を知ることで、小さな香木に秘められた世界が少しずつ立ち上がってきます。

その後は、3種類の香木を実際に「聞き」、香りを記憶して答えを考える聞香へ。香道には、香りを聞き分けて組み合わせを当てる「組香」と呼ばれる遊びがあり、「競馬香」のように物語やゲームの要素を取り入れながら香りを楽しむ文化も受け継がれています。

最初は似ているように感じる香りも、意識を澄ませるにつれて、それぞれ異なる表情が見えてくる。知識を競うのではなく、感じ、覚え、想像することで、初めての方でも自然と夢中になれる香道体験です。

季節の花をいけ、自ら香席を整える
花と香りのスペシャリストから学ぶ一輪

香りを聞く前には、季節の花を使った抛げ入れ(なげいれ)を体験します。講師を務める竹内美稀氏は、香道三品大枝流の講師であると同時に、2016年「フジテレビフラワーネット 日本花職杯」で全国総合1位・グランプリに輝くなど、花の世界でも活躍する「花道家」です。

ここで学ぶのは、難しい型を身につけるための華道ではありません。花の向きや余白、器とのバランスなど、日々の暮らしにも取り入れられる考え方を教わりながら、自分自身の感覚で一輪の花と向き合います。

自分でいけた花が、その後に行う香道のための空間をつくる。花と香りを別々に体験するのではなく、自ら場を整えてから香りを聞くことで、日本文化に通底する季節感や美意識を一続きに感じていただけます。

花をいけ、香りを聞き、茶を点てる
五感を通してつながる日本の美意識

香道を終えた後は、茶の時間へ。ご自身で茶筅を手に取り、一服の抹茶を点て、季節のお菓子とともに味わいます。目の前には自らいけた花があり、空間には先ほど聞いた香木の余韻が残る。その中で茶を点て、味わうことで、華道、香道、茶道という3つの文化がひとつの時間としてつながっていきます。

花を見て、香りを聞き、茶を味わう。いずれにも共通するのは、季節や自然の小さな変化に気づき、自らの感覚を澄ませること。作法や知識を覚えることだけを目的とせず、実際に手を動かし、香りを感じ、味わうことで、日本文化の美意識に触れていただきます。

基本情報

  • 催行時期
    通年
    ※原則として体験希望日の7日前までにお問い合わせください。
    ※本アクティビティはリクエスト予約です。お申し込み後に催行可否を確認し、予約確定のご連絡を差し上げます。
  • 所要時間
    約120分
  • 定員
    2名から
    ※1名様での体験をご希望の場合は、2名様分の料金で承ります。
  • 料金
    1名 25,000円(税込)
    ※最少催行料金:50,000円(税込)
  • 料金に含まれるもの
    ・講師料
    ・香道・聞香体験
    ・香木、香炉など体験に必要な道具・材料
    ・季節の花を使った生け花体験
    ・抹茶体験
    ・季節のお菓子
    ・花器
  • 実施場所
    寧々の道別邸 Kazeno Heritage内
  • 言語対応
    日本語
    ※英語通訳オプション:10,000円(税込)
  • 服装・注意事項
    ・香木本来の繊細な香りをお楽しみいただくため、香水、香りの強い整髪料や化粧品などの使用はお控えください。
    ・体験中は、指輪、イヤリング、ネックレスなどの装飾品を外していただく場合があります。
    ・香炉では火を使用します。講師の案内に従って体験してください。
    ・体験で使用する道具は大変繊細なものです。取り扱いには十分ご注意ください。
    ・お子様のご参加については、事前にお問い合わせください。
    ・講師の都合など、やむを得ない事情により催行できない場合があります。